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クラブスタッフ日記

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【藤原 兼蔵】ピッチの上での異文化交流

いつもスタッフ日記をお読みいただきありがとうございます。新規事業部の藤原です。
いつも海外へ行ったときの話を書いていますので今回は逆に海外から選手を受け入れたときの話を書きたいと思います。

FC東京では今年、国際交流とアジア戦略の一環として2月にタイから、、そして3月にインドネシアから選手を受け入れました。

2月には約1週間、提携先であるバンコク・ユナイテッドFCからトップチームに所属するJakkit選手とSasalak選手をトップチームにて受け入れました。両選手は20歳前後ながらタイU-23代表に選ばれている期待の若手です。世代としては東京オリンピック世代ですね。ポジションは主に攻撃的MFかFWです。

1週間の練習参加のちょうど中頃、運良くU-20日本代表との練習試合があり、2人はそこでプレー機会を得ました。みなさんの中には小平グランドでのその試合を観戦された方もいらっしゃるかと思いますが、前後半それぞれ彼らがプレーしていたのを覚えていらっしゃいますか?私の知り合いのサッカー関係者の方は「久保選手を見に来たけど、FC東京側にタイ国籍選手がいて、しかもとても上手かったので驚いた」と言っていました。同じく現場コーチたちの評価も上々。タイ国籍選手へのイメージも変わりました。

参加した二人の感想としても「全てが時間通りにキッチリと行われ、遅刻してくる選手もいなくて驚いた」(そんなコメントにこっちが驚いた笑)、「練習前後に選手各自が自分でストレッチしたりトレーニングしていてとてもプロフェッショナルだと思った」ととても充実していたようで「I love TOKYO!」と言い残して帰国していきました。

3月には国際交流基金のプログラムとして、ジャカルタから同じく提携先のビナタルナフットボールアカデミーから3名の選手がU-18のトレーニングに1週間参加しました。彼らはバンコクユナイテッドの選手と違い、アカデミー所属選手でまだアマチュアです。ただ彼らは逆に以前に大会や年代別代表で日本に来たことがあるらしく、あまり珍しがっていませんでした。

練習参加中には中国のチームとの練習試合にも参加(インドネシア人が日本のチームに所属し中国のチームと試合をする、というなんともインターナショナルな時間となりました)し、FC東京のユニフォームを着用してのプレーに感無量、という感じでした。
ただ練習が全てナイターだったのでその寒さにはかなり参ってしまい、最終日は一人体調不良で寝込んでしまいました・・・。

受け入れた現場指導者たちの感想としては、ぶっつけ本番での練習試合もそつなくこなし、適応能力の高さと技術の高さに感心していました。またスピードのある選手もいて、もっと長い時間一緒に練習したらとても楽しみな素材ではないか、という印象を受けたようです。

参加した本人たちは「施設の素晴らしさ」と「日本人選手の色んなスピード(判断の早さや攻守の切替、パススピードなど)の早さ(速さ)がすごかった」という感想を語ってくれました(ただ足はインドネシア人のほうが速いね、とも)。ちなみに3人のうち2人が帰国後インドネシアU-19代表候補に選ばれました。

2組が今回の練習参加した共通する感想として、日本については「ゴミがまったく落ちてなくて街がとても綺麗」と驚いたようです。確かに日本にいるとわかりませんが海外に行くと日本の街の綺麗さは奇跡的です。これは日本文化の良いところとしてしっかりと残していきたいですね。

また練習については全員が「ここで練習できれば間違いなく自分は成長できる」とコメントしていました。施設、指導、練習内容、一緒に練習した選手たちの意識の高さなど、彼らにはとても魅力的に映ったようです。

参加してくれた選手たちはもちろん、受け入れた側の我々も各国の選手のレベルが体感でき、また異文化との交流も体験できた、とても有意義な日々となりました。




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