みなさま、(スタッフ日記では)大変ご無沙汰しております。総合企画部の小林です。
一昨日の土曜日は嬉しくて自宅に帰ってからも結構飲んでしまいました。 勝つと楽しいですね。年末には「今年は飲み過ぎちゃったな…」と言えるくらい、何度も勝利の美酒に酔えるようクラブ一丸となって戦ってまいりたいと思います。
さて、既に前編(4/19)をご覧になった方もいるかと思いますが、フジテレビの深夜番組「村上信五とスポーツの神様たち」に出演してきました。
最初に断っておきますが、ここでご紹介しようと思ったのは出演したことを自慢したいからではありません。全くその逆で、「もっと準備しておけば良かった…」と後悔の念に駆られて、「本当はこんなことを伝えたかった…」との想いで書くものです。
テレビを通してクラブをアピールできる素晴らしい機会でしたし、中々このような機会もないので、少しだけ舞台裏も含め紹介したいと思います。
正直に話しますが、最初に今回のTV出演の打診を受けた時、私はこの番組のことを知りませんでした。村上信五さんが司会をしている番組と聞いて「そこそこ観られている番組なのかな?」くらいにしか考えず、フジテレビの局内スタジオでの収録と聞いても「まあ当日、現場で何とかなるでしょ」と高を括っていました。あのようなTV番組のゲストに呼ばれたこともないのに、根拠のない何という愚かなる自信…
収録の数日前になって台本のようなものが届き、何についてアピールやプレゼンをするのか、対戦相手が鹿島と川崎であることが分かり、少しモードチェンジ。収録の前日になって初めて「出るからには負けたくない」と戦闘モードに。
内容はいくつかのテーマについて、司会の村上信五さんと柴田英嗣さん(アンタッチャブル)がクラブからのプレゼンを聞いて、どこのスタジアムに行きたいかを決めるものでした。
それぞれのテーマに沿ってアピールできることを考えました。色々と思いつくものの、「このテーマは川崎の得意分野。ここでは競れない…」とか「ここは鹿島が黙っていないはず…」となかなか方向性が定まらず悶々とした時間が過ぎて行きました。色々と悩んだ挙句、「結局、ウチが一番自慢できるものって何?」との素朴な疑問が…
グルメ? イベント? …「いや違う。やっぱりウチが自信を持って『観に来てください!』と言えるのはサポーターと一緒になって作り出すスタジアムの雰囲気だよね」と。でも、設定されたテーマの中でどうやってそのことを伝えるのか、悩みは解消されないまま当日を迎えることになりました。
テレビ局に着いて番組のディレクターと打合せをしていく内に、一つのテーマについてどんどん話を膨らませて積極的にアピールした方が有利であることが分かりました。予め「このテーマにはこの話で」と決めていたので、一緒に出演するスタッフと最後の打合せを行いましたが準備していた以上のものは出てくる訳もなく、「後はその場のアドリブで」と腹を決めて収録スタジアムへ。
ところでみなさん、テレビ番組の収録現場に立ち会ったことはありますか?
以前、広報担当者だった時に選手の収録場面に立ち会ったことがあったので分かってはいましたが、BGMもなくシーンと静まり返った中、何台ものカメラが並ぶ前で司会と出演者でトークを繰り広げていくため、LIVEではないものの慣れるまで結構緊張します。
事前にスタッフ間でどのパートを担当し、どのような内容の話をするか決めていましたが、司会からの振りが台本から外れることも多く、また他クラブが先に話した内容がこちらの準備していた内容と似ている場合は少し話す内容を変える必要があり、且つ「面白い話にしないと…」とプレッシャーを感じながら瞬時に準備するため、頭を休める暇はなく本当に疲れました。2時間の収録はあっという間に終わりました。
川崎は「試合以外にも楽しめるスタジアム」をコンセプトにイベント、グッズなど全てにおいて「お客様の予想を超える面白いことを何でもやっちゃう」ことをアピールし、鹿島は「プレーヤーズファースト、勝負へのこだわり」をコンセプトに「王者のプライド」を前面にアピールしていました。それぞれ素直に「さすが、素晴らしい!」と感じましたが、ウチとは路線やカラーが違うとも感じました。
同じ土俵で戦うつもりはなく、ウチの持ち味・強みである「最高のサポーター」のこと、「サポーターと一緒になって作り出すスタジアムの雰囲気」について、司会の振りに対してどこで話を切り出せるか、映像なども用意していない中で上手く伝わるのか、徐々に時間が無くなっていく中で焦りも募り…
結果的に話は切り出すことができましたが、その場面が放送で使われるか否かは分かりません。他クラブのプレゼンを聞いて参考になったことはもちろん、ウチももっともっと頑張らないといけないし、やれることは沢山あることを再認識しました。
一方で、クラブにはそれぞれ持ち味やカラーがあって、違いがあるからこそ面白いものだということも再認識できました。ウチの良さは上述した通りであり、試合前に鳥肌の立つ「You'll never walk alone」から試合後の「眠らない街」まで、まだFC東京と出会っていない方にもぜひ、あのスタジアムの雰囲気を感じて欲しいと強く思いました。
10年以上前の話になりますが、まだ私が広報担当だった頃、たまたま取材に来ていた英国人の記者から、試合後に「アジアにYou'll never walk aloneを歌うクラブがあることを知らなかった。サポーターの応援はクールで熱く、スタジアムの雰囲気がとても素晴らしい。日本にこのようなクラブがあることに驚いた!」との話をいただきました。
私がこの話を聞いて「自信」を深めたことは言うまでもありません。最近はメインゲートでご来場者をお迎えする業務のため、キックオフ前の「You'll never walk alone」を久しく聞いていません。業務上やむを得ないところはありますが、あの場に居て、あの鳥肌が立つ感覚に包まれたい…との想いも強くあります。
今回の素晴らしい機会を通じて、伝えたかったことが伝わったかどうか… 明後日の後編(4/26)がどのように編集されて放送されるのか、今から緊張しています(汗)
「もっと準備しておけば良かった…」との反省はありますが、自分たちを見つめ直す良い機会にもなりました。
みなさま、クラブももっともっと頑張りますが、一緒になってあの素晴らしいスタジアムの雰囲気をこれからも作っていきましょう!
世界に誇れるクラブを目指して…
これからもよろしくお願いします!