【川村 元雄】指導者としての学び
本日は、クラブスタッフ日記をお読みいただき、ありがとうございます。
FC東京普及部長の川村です。
と、ご挨拶をさせていただくのも本日が最後となります。
本日2017年1月31日をもちまして、FC東京を退団いたします。
最後の最後で、みなさまとお会いできることを、非常に嬉しく思うとともに、感謝申し上げます。
2010年1月30日に徳島空港(当時)を飛びたった機内から見た、気持ちが新たになるような風景を今も鮮明に覚えています。
これからは東京で頑張るんだ!という気持ちは今も変わりませんが、この度、環境を変えることになりました。
環境は変わっても、我々指導者にとって、変わらないもの(人によって、もちろん違います)、それは、“参加者の皆様から教わることばかり”だということです。
今の時期の普及部は、スクール活動以外の楽しみの1つでもある、小学校を訪問するキャラバン隊活動が真っ盛りの毎日です。
先週、訪問した学校での1コマです。我々の活動前に行われていた授業を見学していた時のことです。持久走が行われ、走る人と、記録をする人(応援)でペアを組んでいた女の子の話をします。
走るのが苦手そうで、周回遅れになっている女の子を一生懸命励ます記録係の女の子。声のかけ方が何とも微笑ましいものでしたし、こうやって声を掛けてもらえたら嬉しいだろうなと思いました。
・ゆっくりでいいんだよ~!(1、2周目)
・歩かないようにスキップしてみよう~!スキップ、ランランランだよ!(3周目)
・いい!飛行機だと思って! お客さんがいるから止まらないでしょ!(4周目)
ここで先生から、後30秒ですよ~という声に、走っている女の子は、お決まりのダッシュ(笑)
記録係の女の子は、走り終えた女の子のところに駆け寄り、腕をさすったり、手を繋ぎながら、すごい速かったよ! すごいね~と声をかけていました。周囲は、走れるじゃん(笑)、最初から走んなよ~と子供ながらのお約束的な激励(笑)の数々。
でも記録係の女の子は、最後まで、凄かったよ~ 頑張ったね~と、声をかけ続けます。次第に周りからもよく頑張ったね~に声援が変わっていきました。
川ちゃん、サッカー楽しかったよ! また、会えたらお願いします! 来年も川ちゃんがいいな。
子供たちから声をかけられると嬉しいものです。
逆の立場で考えれば、いつも参加者のみなさまが、また来たい!と思っていただけるように最後のお見送りが出来ているのかな…と、振り返る機会を与えていただいています。
何気ないシーンかもしれません。しかし、この2つの出来事に代表されるように、相手のことを考えた時に出る言葉の力、表情(笑顔)がどれほど、その人を元気付けられるのか。
我々指導者は、いろいろな場面で学ぶことが出来ます。僕が現場の指導者としてあり続けたい理由の1つでもあります。
指導者として、1人のおとなとして、日々学びたいと思うとともに、そういうことを常に意識して、実践しようとしている、FC東京の普及部をこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。
普及部のコーチのみんな、笑顔でみなさんと接することが出来る指導者であり続けてください。
指導者としてこれからも学び続けていきます。再び、みなさまにお会いできることを楽しみにしながら、お別れです。
今まで川村の指導にお付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございました。