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クラブスタッフ日記

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【荻原 慶一】一期一会


謹んで新春のお慶び申し上げます。
みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?

私は年賀状をいただくのが、大好きなのです。ええ、時代遅れです。57歳です。一年に一度もお会いせず、お話もせずに、年賀状だけのお付き合いになってしまった方が少なくありません。過去にお世話になったり、何かご縁があって近しい関係になりながら、普段、お会いすることがなくなってしまった方々の近況を知ることができるのが嬉しいです。たとえ何も書いてなくても、まあ健在なことは確認できます。そうして、いっとき過去の思い出に浸ったり、成長を喜んだり、若干の衰えを自嘲する顔を思い浮かべたりします。また、「FC東京を応援しています」という類の言葉が書き添えられていると、本当に嬉しくなります。40年以上年賀状を下さっている中学時代の担任の先生が、今年初めて書いてきて下さったのには感激しました。音楽の先生で、およそサッカーなんて興味ないと思っていたので……本当に有難いです。

そういう中に、例えば浪人中の予備校時代に出会った友人など、一年に満たないお付き合いだったにもかかわらず、40年近く経った今でも、年賀状の遣り取りが続く方も何人かいるのです。「コイツとはいろいろあったなあ」という相手も、冷静に振り返ってみると、「あれ?たった○○年一緒だっただけ?」「もう○○年も会ってない」ということが少なくありません。会えないのは、私の努力が足りないからではありますが、過去に、そういう出会いがあり、知己を得たことには感謝です。

閑話休題。
みなさ、FC東京の選手たちの加入・移籍情報に、一喜一憂されておることでしょう。私もFC東京に勤めて十年以上になりますが、これほどの数の選手が入ったり、出たりするのは記憶にありません。これほどではなくても、毎年、選手・スタッフは入れ替わるので、この時期はちょっと切なくなります。特にチームを離れる選手・スタッフには私たちも、きちんと別れの挨拶さえもできないことがあります。移籍が事実上決定すること、契約書にサインが入ること、そして発表になることには時間差があり、諸事情に左右され一定ではありませんので、挨拶のタイミングが測れないのです。正式発表になって、いざ挨拶できる時には、もう会うことも叶わず、新天地での活躍を祈念するばかりとなるのです。ファンの皆様と同じです。

一方、今年一緒に戦うことになった選手・スタッフも、(もっと言えばファンのみなさまとも)来年はご一緒できないかもしれない、一生に一度の出会いかもしれないと心得なければなりません。まずは2017年シーズンの選手・スタッフ・ファンのみなさまに、こうして出会えたことに感謝し、幸せを噛み締めたいと思います。ですが、それは二度と巡っては来ない、たった一度きりの時間。だからこそ、この一瞬を大切に、今できることに精一杯頑張っていこうと思います。

たった一度の2017年シーズンを、出会いに感謝しつつ、皆で一丸となって戦ってまいりましょう。そして必ずや栄冠を掴み取りましょう。今年もよろしくお願い致します。


(c)F.C.TOKYO